母親交際相手に懲役13年=2歳女児衰弱死―札幌地裁

 札幌市の池田詩梨ちゃん=当時(2)=が昨年6月に衰弱死した事件で、暴行を加えて放置し死亡させたとして、傷害致死と保護責任者遺棄致死の罪に問われた母親の交際相手、藤原一弥被告(25)の裁判員裁判の判決が16日、札幌地裁であった。石田寿一裁判長は懲役13年(求刑懲役18年)を言い渡した。

 弁護側は、暴行をしたのは母親で、被告は保護責任者にも当たらないと無罪を主張していた。

 石田裁判長は被告の暴行を認定したものの、死亡に至るほどのけがをさせたとは断定できないとして、傷害罪にとどまると判断した。一方、被告は詩梨ちゃんと同居し、母親と共に保護を担っていたとして、保護責任者遺棄致死罪の成立を認めた。

 その上で、「助けを求められないまま孤独の中で衰弱死した過程は哀れだ」と述べ、児童虐待の中でも最も重い部類に位置付けるのが妥当とした。 【時事通信社】