大型サクラマス養殖に成功=富山県入善町〔地域〕

 富山県入善町と入善漁協、近畿大学水産研究所は、町の海洋深層水を活用した大型サクラマスの養殖に成功した。大型サクラマスは加工しやすく肉質が良いなどの利点があり、希少価値が高い。増産や生産体制の確立に引き続き取り組み、町の特産としたい考えだ。

 養殖サクラマスは通常、ふ化から2年目の7月以降、繁殖に備えて成長が止まるため、6月末までに出荷する必要があった。染色体操作で成長が続くようにし、町の海洋深層水で水温を最適化することで、2年かけて通常の2倍程度の3〜5キロにまで成長させた。通年出荷も技術的には可能になった。

 年内に40匹程度が出荷される予定で、町内の飲食店7店舗で味わえる。発表会見で笹島春人町長は「入善町の新たな味覚を楽しんでもらいたい」と期待を寄せた。 【時事通信社】