元看護助手、国賠提訴へ=患者死亡で再審無罪―滋賀

無罪の元看護助手国賠提訴へ

 滋賀県東近江市(旧湖東町)の湖東記念病院で2003年に死亡した男性患者に対する殺人罪で服役し、再審無罪が確定した元看護助手西山美香さん(40)が、国や県を相手に国家賠償請求訴訟を大津地裁に起こすことが22日、関係者への取材で分かった。年内にも提訴する。西山さんは「他の冤罪(えんざい)被害者のためにも、不当な捜査の実態を明らかにしたい」と話している。

 西山さんや代理人弁護士によると、訴訟では「違法捜査で『自白』に追い込んだ」などと県警の責任を追及。他殺を否定する医師の所見を示した捜査報告書を捜査段階で大津地検に送付しなかったこともただす方針。

 再審公判で実施されなかった取り調べ担当刑事らの証人尋問も求めるという。 【時事通信社】