日本の「高齢化」「孤独化」問題を救う『スナック通い』

先進国では、どこでも「孤独」が大きな社会問題だ。話は今年の1月にさかのぼるが、英国で『孤独担当大臣』のポストが新設されたことが話題になった。

 日本も同じだが、同国でも特に男性が孤立しやすいことが問題視され、彼ら向けの対策が数多く講じられきた。ところが、プライドの高い英国男性たちは「孤独」と指摘されることを不名誉とし、福祉的な視点での取り組みにあまり参加したがらないという。

 「お茶1杯で何時間でも話すことができる女性たちに比べ、仕事などの目的がないと話が続かない男性は、例えば、酒やゲーム、スポーツなど何らかの“介在”がないとコミュニケーションが難しいという人も多いのです。日本もこうした英国と同じ傾向があります」(通信社記者)

 英国では、サッカーや日曜大工などを通じて気位の高い男性たちが集まる「居場所」を作る動きが活発だ。日本でも導入されれば、地域活性化にも結び付くのではと思うが、企画者によると「参加してみたい」という人もいる一方で、「男同士を集めても張り合って、いがみ合うだけ」という人もいて、あまりうまくいっていない。

「孤独を楽しめ」「死ぬときは独り」などと言って、孤独耐性を上げることばかりが推奨される昨今だが、人生最強の資産は、何かあったときに支え、支えられる「つながり」なのではないか。

 「年を取ると遠出をするのが億劫になりがち。だから、なるべく歩いて行ける近場でいくつか“行きつけの店”を作っておけば、そこに集う人たちとも気心が知れ、コミュニティーもできるというものです。居酒屋でも理容室でもいいですが、やはり魅力的なのはスナックでしょう。ママという観音様に詣でて、からかい、からかわれれば、気持ちも安らぎ、孤独感も消え失せますよ」(社会系フリーライター)

 日本のとある下町では、真っ昼間から玄関ドアの空いたスナックからカラオケの歌声が聞こえてくる。今、孤独な男たちのオアシスといえるのが、女性たちが会話の円滑油になってくれるスナックなのだ。

 「聞き役であると同時に、モデレーターとなるママがいるスナックなら、カウンターに並んだ客同士のコミュニケ―ションも生まれやすいし、グループのサイズ感もちょうどいい。コミュニケーションを取るのに何らかの仲介を必要とする男どもにとっては、ママという核がいるスナックは絶好のつながりの場になり得るのです」(同・ライター)

 スナックがある限り寂しくない!

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