大阪“外国人大家”が席捲 風俗サービスもある“股貸し”夜のインバウンド特需

 東京五輪を控えインバウンド(訪日外国人)に沸く日本。多くの訪日外国人が観光や買い物を楽しむ中、夜の「おもてなし」目当ての観光客が増えている。その背景には民泊合法化が拍車をかけているのだという。

 インバウンド特需をバックに各自治体が民泊合法化を検討する一方で、今も増え続ける違法民泊。各自治体は規制緩和を検討しているが、営業形態はますます多様化している。そんな中、LCC就航で関西国際空港に人気が集まる影響で、大阪を中心に特に利用者が増えていると見られているのが“外国人による違法民泊施設”だという。
 「違法民泊は、日本人が旅館業法を無視し、手持ち不動産の空き物件を利用して経営しているのが一般的だった。それが今や、物件を所有する日本人が外国人に“又貸し”し、外国人が大家のような顔をして外国人観光客相手に商売をしている。それが風俗案内までしているというから、まるで“又貸し”ならぬ“股貸し”です」(地元記者)

 宿泊客は外国人向け旅行情報サイトを経由して集められ、施設の多くは賃貸マンションか雑居ビルの一室。相場は1泊1万円前後で、意外にも高額だ。この値段であれば普通のビジネスホテルに宿泊したほうがよさそうだが、これがバカ受けなのだという。
 その理由を大阪市内のホテル関係者がこう説明する。
 「サービスの中には、送迎や大阪市内の観光案内などが入り、中には食事や、男性客に対しては風俗案内まで付いてくる場合もある。しかも、アジア系を中心にガイドが用意され、言葉の心配もいらない。そのため利用客が殺到しているんです」

 この手法は、もちろん“大家”である外国人にとっても、オイシイ商売になっている。
 「観光案内などでの移動は自家用車かレンタカー。送迎も、なんばや天王寺のターミナル駅まで。食事もコンビニ弁当程度で済ませるようにすれば、経費はそれほどかからない。マンションオーナーへ支払う家賃が1カ月5万円なら、1日3人も泊めればすぐに元が取れる」(関係者)

 これらは営業許可を得ていないため旅館業法に触れ、ツアー旅行に等しいサービスをしているという点だと旅行業法にも違反する。
 「週末や連休ともなれば、なんばや天王寺の駅改札には、民泊施設側の関係者や観光客と見られる中国人らで溢れ返る。違法民泊で稼ぐ彼らは摘発覚悟の上で営業し、長くやるつもりはないと聞いています。行政が外国人観光客誘致を推し進めるうちは、潰されてはまた別の場所で営業を始めるの繰り返しでしょう」(日本人の民泊関係者)

 にわか“外国人大家”の席捲のあおりで、夜の「おもてなし」はオリンピック後、日本の新名物になってしまうかも。

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