中国人美人姉妹死体遺棄 横浜連れ出しクラブで起きた「Wの悲劇」

 中国人美人姉妹に何があったのか。
 7月13日、神奈川県秦野市の山林で、一体ずつ遺体が入ったスーツケースが2つ発見されるという残忍な事件が発生。神奈川県警により、翌日、その身元が横浜市中区日ノ出町に住む中国籍の姉妹・陳宝蘭さん(25)と、宝珍さん(22)であると発表された。

 これまでの経緯を、全国紙社会部記者が説明する。
 「姉妹の共通の友人女性が、5日、6日にかけSNSで連絡を取り合っていたのですが、突如、姉妹の反応がなくなった。そのため不審に思った女性は、7日、姉妹の同居するマンションを訪れたのですが、部屋の鍵はかかっており気配がない。管理会社が110番して警察が調べたところ、行方不明である可能性が高まったのです」

 室内は荒らされた形跡もなく、2人の財布は残されたまま。そこで捜査員がマンションの防犯カメラを解析したところ、ある男の姿が確認された。
 「捜査関係者によれば、30代の日本人男性が、宝蘭さんが室内にいたと見られる6日午前1時頃に部屋を訪問していたのです。その男は同日の午前10時頃に部屋を出た後、翌7日未明に再び部屋を訪問し、5分ほどしてからスーツケースを持って部屋から出ている。さらに少しして、また部屋へ入り、ポリ袋のような袋をいくつか持って出てきた。そこで、この男性が乗るワゴン車のGPSの記録を調べたところ、秦野市のヤビツ峠付近の県道にたどりつき、数メートル入った山林でスーツケースを発見したのです」(捜査関係者)

 2つのスーツケースの遺体は、どちらも折り曲げられ、ポリ袋に覆われた状態で、姉の宝蘭さんは全裸、妹の宝珍さんは普段着を着た姿だったという。
 「司法解剖の結果、姉妹はどちらも首を絞められたことによる窒息死で、相当な力で締め上げた圧迫痕が残されていたという。防犯カメラは、男性が部屋を出入りする際、途中でロープ状の物を落とし、慌てた様子ですぐに拾い上げるところも捉えていたそうです」(前出・全国紙社会部記者)

 姉妹はそれぞれ2009年と'12年、留学の在留資格で来日。宝蘭さんは横浜市内の服飾デザイン専門学校に通い、留年や休学を繰り返して今年3月に卒業。宝珍さんはゲームソフトの専門学校に現在も在籍していた。しかし一方で、2人はこんな別の顔も持っていた。
 「宝蘭さんは専門学校に席を置く一方で、横浜市中区の福富町から伊勢佐木町に点在する風俗店で働き、現在は、いわゆる連れ出しクラブに在籍していたという。最近では宝珍さんのほうも時折、店に顔を出していたようで、この界隈では“スタイル抜群の中国人美人姉妹”として名が知れ渡っていた。そのため2人の消息が分からなくなった直後から、『不法滞在で御用になった』との情報が同業者間で駆け巡ったほどなのです」(同)

 姉妹が住んでいたマンションも、この風俗街の目と鼻の先。ソープ街としても有名で、夕方ともなれば夜の街へ出勤するアジア系の女性が多く見られる地域だ。
 「中国人系の店が多い連れ出しクラブは、客が店へ行き気に入った女性がいれば、店外に連れ出して近くのホテルで事に及ぶスタイル。クラブと言っても売春がメーンのようなものです。相場は店に対する連れ出し料が5000円〜1万円ほどで、相手の女性に対してはショート(60分程度)が2万円〜3万円で泊まりが4万円。これにホテル代が加わります」(夕刊紙風俗担当記者)

 そんな中、宝蘭さんは「美人だけど気取るところもなく、人気で指名が途絶えることはなかった」(姉妹を知る人物)というが、そこで出会ったのが、“防犯カメラに映った30代の日本人男性”なのだという。
 「宝蘭さんと、客として訪れたその男性が知り合ったのは約5年前。そもそも留学生の在留資格では風俗営業所での労働が禁じられていますが、彼女の場合は妹を養わなければならないという使命感があったようで、不法就労を続けた上に在留期間を引き延ばすために留年をしていたふしがある。その発覚を恐れていた彼女が、30代男性に相談し、3月に専門学校を卒業後に偽装結婚を持ちかけていたという情報もあります。もっとも、前述の通り、最近になっては宝珍さんも店に顔を出し、店関係者は『そのうち妹もいい稼ぎ手になるんじゃないか』と周囲に話していたというから、姉妹で同じような道をたどろうとしていた可能性もあったのではないか」(前出・全国紙社会部記者)

 いずれにせよ、カギを握る男性はいまだ行方をくらまし(17日時点)、伊勢佐木署に設置された捜査本部では全容解明に向け捜査を進めている。
 「男性の方は姉妹の部屋の合鍵を持たされていたようで、宝蘭さんと男性の関係は、すでに店を挟んだ以上のものになっていたことがうかがえる。金で揉めたか、不法滞在に絡む結婚話で揉めたのか…。そんな憶測が捜査関係者の間でも流れています」(同)

 本来抱いていた夢から、足を踏み外した末の悲劇だったのか…。

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