「カロウシ」「ザンギョウ」「ヒキコモリ」海外で通じる意外な日本語

海外旅行へ行くと、お店の看板などでSushi(寿司)やSake(日本酒)、Ramen(ラーメン)などの表記を見掛ける機会もあり、日本語が浸透していることが分かる。

 最近では日本のアニメブームもあり、Kawaii(かわいい)やOtaku(オタク)などの日本語が世界共通語化している。

 面白いところでは、1960年代に坂本九の名曲『上を向いて歩こう』が、英国で『SUKIYAKI』というタイトルでアレンジ発表され、その後、オリジナル版のレコードが、米国でも同じ『SUKIYAKI』のタイトルで発売され大ヒットした。

 そんな中、ポータルサイトの『goo』が「海外で意味が通じる意外な日本語」を男女500人を対象にアンケート調査を行った。それによると、第9位:セーラームーン(46票)、同:改善(46票)、同:カラオケ(46票)、第5位:もったいない(48票)、同:先輩(48票)、同:ドラえもん(48票)、同:少し(48票)が挙げられた。

 「日常会話でよく使われる『少し』も、実は海外で通じます。厳密には英語で『Skosh(スコーシ)』と発音します。日本語とほぼ同じ意味で使われていますが、『愛している?』という問いに『Skosh』と答え、破局何てことにならないように」(比較文化に詳しいライター)

 第4位:過労死(54票)は、日本は先進国でも自殺率が高いことの表れ。2016年の世界保健機構の調査では、184カ国中、日本は多い方から14位で、特に女性は8位という高い順位だった。過労死も深刻な社会問題となっているからか。日本人としては複雑な気持ちになる。

 第3位:変態(55票)は、アニメの影響だ。変態(pervert)を意味する言葉は、世界各国にも存在するが、日本語の「hentai」は、日本のアニメや漫画の中に出てくるエッチなことやスケベな姿、嗜好を指す。

 第2位:残業(57票)。過労死を招く原因にもなる「残業」が2位にランクインした。海外の残業は、イレギュラーで行うものや給料が割増で支払われるものを意味する一方、日本の残業は、日常的なサービス残業だ。日本と海外の残業の定義を区分するために、日本独自の「残業」という言葉がそのまま定着したのもしれない。

 そして”栄えある”第1位は、ひきこもり(71票)で、現在日本に約300万人以上いるとされる「ひきこもる人々」を指している。

 ロンドンを拠点とする『レガタム・インスティテュート』というシンクタンクが、世界の149カ国を対象に「経済の質」「企業活動の環境」「個人の自由」「社会の安全」「健康」など9項目を使って、今後繁栄する可能性を評価し、国の順番を決める「繁栄指数」という評価を発表している。

 昨年の結果は、1位ノルウェー、2位ニュージーランド、3位フィンランドだったが、日本は16、17年同様の23位だった。社会の信頼関係などを意味する「社会資本」が99位、「自然環境の保護」(捕鯨が影響していると思われる)の39位が足を引っ張っている。

 過労死、残業、ひきこもりが世界共通語となっていることから「繁栄指数」23位も何となく納得できる。

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