スペイン北朝鮮大使館襲撃事件に「金正男氏息子支援団体」が関与…

スペイン北朝鮮大使館襲撃事件に「金正男氏息子支援団体」が関与…

(提供:週刊実話)

事件が起きたのは、米国のトランプ大統領が北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長とベトナムの首都ハノイで会談する数日前だった。スペインの地元紙の報道によると、2月22日に首都マドリードで起きたとされる事件では、偽の火器を持った10人の集団が北朝鮮大使館に押し入って職員らを問いただし、暴行を加えるなどしたとされる。米紙ワシントン・ポスト(WP)が報じたところによると、襲撃事件に北朝鮮の反体制組織『千里馬民防衛』が関与していたことを明らかにしている。

 同組織は、3月1日には組織名を『自由朝鮮』に改称。“臨時政府”の樹立もネット上で宣言している。『千里馬民防衛』は、2017年にマレーシアで殺害された金委員長の異母兄、金正男氏の息子の漢率(ハンソル)氏を保護したと伝えられたことで脚光を浴びた。

 「WP紙報道の2日前の3月13日、スペイン最大の日刊紙エル・パイス紙が、同事件を捜査中のスペイン警察とスペイン国家情報局の話として『事件は軍事組織によって行われたように、事前に計画された完璧なもので、大使館に設置された監視カメラの映像を分析した結果、襲撃犯10人のうち少なくとも2人がCIA(米中央情報局)と関連がある人物だ』と報じました。ですからWP紙の報道は、CIAの関与を打ち消す狙いがあるのかもしれません」(国際ジャーナリスト)

 襲撃犯はPCやスマホを奪って逃走しており、WP紙は襲撃犯の狙いを「米朝交渉担当になった金革哲元駐スペイン大使の制裁逃れや、欧州からの高級品輸入への関与を掌握することにあった」と見立てている。

 「米朝会談が“世紀の決別”に終わり、両国関係が対話路線から再び緊張関係に転じるかもしれない時期に、いくら思考不明のトランプ大統領とはいえ、CIAを使って北の神経を逆なでするような無茶をするでしょうか」(米国在住の日本人ジャーナリスト)

 現在、欧州には約1200人の脱北者が暮らしている。中でも英国は約700人の脱北者が居住しているため、こんな説も。
「ロンドンには『国際脱北者連帯 人権と民主主義の為の国際北朝鮮協会』の本部があります。事務局長は金主日で、元人民軍の小隊指揮官。英国はCIAからアシの付かない資金を送りやすい。'16年に太永浩元駐英公使を脱北させた実績のあるMI6(英秘密情報部)とCIAがタッグを組んだ可能性もあります」(前出・国際ジャーナリスト)

 米朝協議の寸止めと反体制分子の陽動。正恩委員長が“正気”を保つには、あまりにも難しい局面だ。英国も絡んでくるとなると、『007』ばりの展開になる。

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