JOC解体? 竹田会長辞任で“後任”候補がヒートアップ

JOC(日本オリンピック委員会)分裂の第一歩か? 2020年の東京五輪・パラリンピック招致をめぐる汚職疑惑を受け、JOCは竹田恒和会長(71)が今年6月末の任期満了をもって退任すると発表した。

 「東京五輪招致にあたり、“コンサルタント料”名目で約2.5億円の賄賂をIOC(国際オリンピック委員会)の実力者に支払った疑いがあるとして、フランス検察当局が捜査を進めています。竹田氏は一貫して無実を訴えてきましたが、IOCの会合をすべて欠席しており、ホスト国の会長として打ち合わせが全くできない状態でした」(担当記者)

 潔白を訴えつつも、「迷惑を掛けた」というのが退任の理由だ。後任にはJOC常任理事で選手強化本部長の山下泰裕氏(61)の名前が挙がっているが、満場一致での新会長誕生とはなりそうもない。

 「副会長のうち唯一の50代で、五輪メダリストの橋本聖子参議院議員(54)を推す声もあります。本人もやる気です」(前出・記者)

 JOC内にも権力闘争の構図がある。まず、夏季と冬季競技の争い。次に、陸上連盟と武道系、サッカーなど近年競技人口を増やしつつある球技系団体も存在感を示そうと躍起になっているというのだ。

 「2月末、遠藤利明元五輪相と山下氏、貴乃花氏らの会食が報じられました。そこで諸々のすり合わせがされていたのかもしれませんね」(JOC関係者)

 元五輪金メダリストの山下氏は国際的知名度も高いが、投票になった場合、同じJOC常任理事でサッカー協会会長の田嶋幸三氏が有利だという。

 「東京五輪が近いので、鈴木大地スポーツ庁長官を緊急登板させる案もあります。関係団体からは『いっそ、このまま組織を潰し、もっと透明性の高い新体制にしたい』との意見も出ています」(同)

 竹田会長は3月27日、国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長らにIOC委員辞任のあいさつをした。後任会長候補に各団体が侃々諤々。東京五輪を前にJOC解体?

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