海賊版マンガ見放題『漫画村』の運営者がフィリピンで逮捕! その素顔に衝撃走る

違法性が指摘されていた漫画のダウンロードサイト『漫画村』を運営していた星野ロミ容疑者が7月9日、フィリピン・マニラの国際空港で逮捕されていたことが分かった。

 星野容疑者は2016年1月から2018年4月まで市販されている漫画を無料で閲覧できるサイト『漫画村』を運営しており、著作権違反で国際指名手配されていた。ネット上では当初、ネット偽名だと思われていた“星野ロミ”が本名だったことなどが話題になっている。

 「フィリピン入国管理局によると、星野容疑者は7日、マニラから香港行きの飛行機に搭乗しようとしたところを拘束されたようです。今後は日本に強制送還されるでしょう。星野容疑者は2010年ごろからネットで“まとめサイト”などを開設。“非モテ日本代表”などと名乗り、自身の顔を公開していました。その後はネット情報商材の転売サイトや同人漫画、児童ポルノ配信サイトを次々に開設。その後、漫画村を開設し海賊版漫画でひともうけを企んだようです」(ITジャーナリスト)

 漫画村の出現はネット民にかなりのインパクトを与えた。海賊版の漫画が6万冊以上も無料で閲覧できることがウワサになると、一気にアクセスが集まり、サイトは瞬く間に急成長した。運営者は当初、「運営会社はベトナムにある」と主張し、削除要請などには応じない姿勢を見せていたが、実際には物理的なサーバーの位置を隠して、ウクライナに設置していたことが分かっている。

 「星野容疑者はネット上で違法サイトを複数運営していて、ネットのアフェリエイト界ではかなりの有名人でした。関係者の間では“犯人説”がかなり有力視されていたのですが、偽装工作を行うなど、やり口が巧妙だったこともあり、当局も特定するのにかなり時間がかかってしまったようです。フィリピン現地メディアによると、漫画村による被害額は3200億円以上に上るといいます。今後、本人にどれだけ賠償責任がかかるのかも注目されています」(同・ジャーナリスト)

 大量の海賊漫画が世界中に公開されたことで、漫画家たちにも大きな被害が及んでいる。昨年、被害を受けた漫画家がネットワークを提供していたアメリカの企業に情報開示を求めた訴訟を起こし、その記録から星野容疑者の氏名や住所が特定されていた。しかし、星野容疑者は旅行者として出入国を繰り返しており、なかなかその所在を特定することができなかったようだ。

 相当な知能犯と見られる星野容疑者。関係者からは「すでにもうけた金はしっかり隠していて、賠償責任などどこ吹く風だろう」という声も聞こえていくる。

 今後、日本での取り調べに注目したい。

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