章友会・新井会長“組員監禁裁判” 弁護側証人が明かした意外な真実

章友会・新井会長“組員監禁裁判” 弁護側証人が明かした意外な真実

(提供:週刊実話)

抗争激化が危ぶまれる一方、六代目山口組では分裂問題に端を発した法廷闘争も続いている。10月7日、組織犯罪処罰法違反(組織的監禁)や傷害などの罪に問われた六代目山口組直参の新井錠士・二代目章友会会長(大阪北)の裁判が大阪地裁で行われた。

 「新井会長は、章友会から脱退しようとしていた被害者のA元組員を監禁し、所属時には暴力を加えたとされるが、一貫して無罪を主張。別事件の取り調べに関わった警察官が検察側証人として出廷するなどしたが、検察側が訴える内容に無理が生じ始めとる」(在阪記者)

 監禁の状況について、A元組員は「携帯電話は取り上げられ、外出時も見張られていたので逃げられなかった」と、行動が制限されていたことを証言した。

 しかし、監禁事件について別で審理が進む章友会の髙橋将道若頭らの裁判(9月26日)では、検察側証人として出廷した人物が、弁護側の反対尋問で監禁状態を否定する証言を行った。A元組員が事務所から逃げ出した当日についても、「Aが寝ていた布団は畳んであった」と話し、組員の目を盗み慌てて逃げたわけではない可能性が浮上している。

 この日、新井会長の裁判では、2人の章友会幹部が弁護側証人として出廷。新井会長が昨年7月、車中でA元組員を殴ったとする傷害事件について証言した。

 「運転手に腹を立てた新井会長が、助手席に座っていたA元組員の顔を殴打したとされとるが、幹部2人の証言からは傷害の事実自体、疑問を抱かざるを得んかったで」(前出・在阪記者)

 1人目の証人は、A元組員が章友会に所属していた頃に親しくしていたという幹部で、まずその素行について語った。

 「A元組員と飲みに行くことがあったが、飲食店でトラブルを起こすことが多く、出禁になった店もあったそうや。まあ、A元組員が奔放に飲めるほど、この幹部とは親しい間柄だったいうことやな。せやのに昨年7月、携帯電話にケガをしたいう写真を送ってきたとき、『誰に殴られたのか?』という幹部からの質問に対して、A元組員は答えなかったそうや」(同)

 さらに、2人目の証人である別の章友会幹部は、A元組員が暴行を受けたとする当日、あとから同じ車両に乗り込んだが、ケガをしていることには気が付かなかったという。また、新井会長が暴力を振るったこと自体、具体的な理由とともに否定したのである。

 「この幹部は章友会の直参で、付き人の責任者だったそうや。『他の付き人にミスがあった場合、(盃を受けた)直の子分で責任者という立場の私が会長に殴られることはあっても、他の者にそういったことはない』と話しとった。
 A元組員は傘下組織の組員やから直接、暴力を振るわれるはずはないと。むしろ、A元組員のミスについて、新井会長から『ちゃんとやっとけよ!』と叱責されたそうなんや。筋を通す新井会長の人柄からしても、信憑性のある証言に思えたけどな」(同)

 この裁判では、A元組員が撮ったケガの写真を、アザが目立つように大阪府警が加工した疑惑も浮上し、風向きが変わりつつある。

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