死刑になった殺人鬼最後の凶言 ◎「夢を見ていた」宮崎勤(東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件)

世間がバブル経済で浮かれている1988年から翌年にかけて起きた連続幼女誘拐殺人事件。4〜7歳の4人の幼女が殺害された事件は、大きく報道された。逮捕された犯人は宮﨑勤という26歳の青年。彼が「今田勇子」を名乗り、新聞社に犯行声明を送っていたことも判明した。

 犯人・宮﨑はサブカル第一次ブームの中心にいた世代であり(1962年生まれ)、オタク、幼児性愛、アニメ、グロテスクなホラー作品などが事件の背景にあったのではないかと指摘された。これ以降、「オタク差別」とでも言うべき空気が醸成されていったことは否めない。だが宮﨑自身は、必ずしも純粋な幼児性愛者ではなく、大人の女性に相手にされないゆえの代替選択だったのではないかという分析もされている。

 また、冤罪説まで出ていて、オタク界隈ではデリケートなテーマとなっているようだ。彼と創出版・篠田博之氏との往復書簡をまとめた書籍には『夢のなか』というタイトルがつけられた。2008年6月17日、宮﨑の死刑は執行された。

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