神戸山口組に再び異変 「菱」激突 決戦に向けた極秘行動

神戸山口組に再び異変 「菱」激突 決戦に向けた極秘行動

(提供:週刊実話)

複数の死者を出した六代目山口組(司忍組長)と神戸山口組(井上邦雄組長)の対立が続き、依然として出口の見えない状況の中、創立105年という山口組の歴史上、前例のない事態に突入した。1月7日、両組織の特定抗争指定が官報で公示され、効力が発生。午前10時半には多くのマスコミを前に、兵庫県警の係官が六代目山口組総本部の各所に、立入禁止の標章を貼り付けた。また、集まった報道陣約30人に対し、捜査員が身元確認や所持品検査、さらにはボディーチェックを行うなど、厳重な警戒を敷いたのだ。

「マスコミの中に怪しい人物が紛れとって、この“大役”に水でも差されようものなら、警察の面子丸潰れやからな。特に、兵庫県内では抗争事件が相次いだし、ナーバスになっとったんやろ」(ベテラン記者)

 六代目山口組直参の野元信孝・三代目岸本組組長(兵庫神戸)の立ち会いで、すでに貼られていた「使用制限」の標章が、「特定抗争指定暴力団等として指定されており、この事務所に立ち入り、又はとどまることは禁止」などと書かれた標章に貼り替えられた。

 神戸山口組本部でも同様に標章の貼り替えが行われ、兵庫県内では「警戒区域」に設定された神戸市、尼崎市、姫路市、淡路市にある計28カ所の組事務所が立入禁止となったのである。

 さらに、大阪市、豊中市が警戒区域となった大阪では、ミナミのど真ん中にある神戸山口組傘下の有力組織・二代目宅見組(入江禎組長)本部で、ジュラルミン製の盾を手にした機動隊員が警戒に当たり、午前10時ごろ、大阪府警の捜査員が組員を立ち会わせて玄関などに標章を貼って、建物内にいた組員も退去させた。府警は捜査員や機動隊員ら約580人を動員し、44カ所を立入禁止としたのだ。

 他に警戒区域に定められたのは、愛知県名古屋市、三重県桑名市、岐阜市、京都市の計10市で、当代、最高幹部らの自宅も警戒区域内にある。

「名古屋市には三代目弘道会(竹内照明会長)の本部があるのと同時に、司六代目の自宅とされる場所も位置する。桑名市は髙山清司若頭の自宅、神戸市は神戸側・井上組長の自宅、豊中市は入江副組長の自宅が含まれており、多数の組員が集まれなくなるなど、著しく行動を制限されることになる」(山口組ウオッチャー)

 しかし、すでに六代目側では拠点を別の市に移したという情報もあり、今後は警戒区域外での動向も注視されることになりそうだ。

 一方、特定抗争指定の効力が発生する直前、神戸山口組側に“異変”が起きていた。直系組織である二代目誠会が解散するという噂が広まったのである。

「年末、神戸山口組の最高幹部に解散の意向が伝えられ、年明けには連絡が取れなくなったらしい。神戸山口組舎弟である安岡俊蔵会長、直参で誠会ナンバー2の柴崎勝若頭は引退し、カタギになるそうだ。誠会は東京に本拠を置いているから、警視庁に解散、引退の旨を伝えたと聞く」(関東の組織関係者)

 安岡舎弟は、司六代目体制の平成23年に除籍処分を受けた川口和慶会長の三代目小車誠会で特別相談役などを務めたが、組織の解散に伴い引退。山口組が分裂した平成27年、神戸山口組に参画し、現場復帰した。平成30年には安岡舎弟を支え続けた柴崎若頭が、兼任で神戸山口組直参に昇格。体調不良が続いた安岡舎弟に代わって定例会に出席するなど、2人の強固な関係が見て取れた。

 そんな中、昨年12月には舎弟頭補佐だった太田守正・元太田興業組長が引退と解散を表明しており、今回の誠会の件で神戸山口組の足並みが急速に乱れ始めているようにも思われた。

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