松葉会本部に火炎瓶! 夜明け前の“奇襲”

松葉会本部に火炎瓶! 夜明け前の“奇襲”

(提供:週刊実話)

山口組分裂抗争の行方が注目される中、東京で再び事件が起きた。被害を受けたのは関東の古豪・松葉会(伊藤芳将会長)で、その本部事務所に火炎瓶が投げ込まれたのである。

 1月25日の午前6時半ごろ、空が白み始めた本部周辺には、いつも通り平和な朝が訪れるはずだった。松葉会本部は日本を代表する観光地の浅草からも近く、飲食店の入ったビルや古くからの住宅が並ぶ反面、新しいマンションも混在する地域に建つ。地下鉄銀座線・田原町駅から徒歩5分の距離に位置し、平日の朝方は出勤を急ぐ人々の姿も見られるが、この日は土曜日で、本部が面する通りには静けさが漂っていた。

 しかし、住民の眠りは、けたたましいサイレンの音によって破られたのだ。

「すぐ近くでパトカーの音がして、あまりに騒がしいから外を見たら、消防車も7、8台は来ていた。紙くずのような物が燃えているのを見た」(近隣住民女性)

 火はすぐに消し止められ、数時間後には何事もなかったかのように、街は日常を取り戻した。当日は中国における旧暦の正月「春節」の始まりで、早くも大型連休を日本で迎えた中国人観光客の姿が多く見られた。本部事務所近くでクラッカーを鳴らして祝い、パトカーが止まっていることなど意に介していなかった。

 しかし、松葉会本部の駐車場のシャッター枠や外壁は黒く焦げ、燃えかすが散らばるなど、事件の生々しい爪痕が残されていたのだ。

「事件当時、本部は無人で駐車場のシャッターも閉まっていたようだ。そこに何者かがバイクで乗り付け、火炎瓶を投げ付けたと聞く。数は1本だったらしいが、本部を攻撃するとはよほどのことだ」(他団体幹部)

 8日前の17日には、六代目山口組(司忍組長)の竹嶋利王会長率いる良知二代目政竜会の東京都足立区にある関係先に、砂利を積んだダンプカーが突入。建物を損壊した容疑で、松葉会系組員が警視庁に逮捕されていた。そのため組織関係者らの間では、この事件と松葉会への火炎瓶投てきは、無関係ではないという見方が多くを占めていたのだ。

「被害先と事件が起きたタイミングなんかを見ると、返しだったのかと思ったね。ただ、六代目山口組と松葉会は親戚関係にあるから、ダンプ特攻の件は発生当日に双方の最高幹部が話し合い、和解したという話だったが…」(地元関係者)

 それにもかかわらず事件が起きた背景には、不気味さが感じられた。現時点(締め切り1月27日)では火炎瓶を投げ込んだ犯人は逮捕されておらず、詳しい状況は分かっていない。

 東京オリンピックの開催を控えた都内で組織関係先への事件が相次ぎ、警察当局も警戒を強めている。ダンプ特攻と火炎瓶投てきが一連の事件であれば、戦いの幕開けを意味するのか。

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