北朝鮮&韓国「新型肺炎」同時崩壊クライシス

北朝鮮&韓国「新型肺炎」同時崩壊クライシス

(提供:週刊実話)

3代続いた金王朝の終焉は、「新型肺炎」によって起こるかもしれない。

 新型コロナウイルスを恐れる北朝鮮は、中国・ロシアとは航空便と鉄道の運行を停止し、事実上の鎖国状態となっている。それでもウイルスの侵入は防げなかった。

「2月6日時点で、朝鮮族の多い中国遼寧省では94人のウイルス感染者が確認されていて、そのうち7人は、中朝国境の丹東市から出ています。さらに丹東の対岸にある北朝鮮・新義州では、中国からの密輸や労働者の派遣など、密かに人の行き来が続けられていたのですが、原因不明の高熱で死亡する人が相次いで発生し、死者はすでに5人に達したようです」(北朝鮮ウオッチャー)

 北朝鮮には肺炎を治療する医薬品や器材、マスク、専門医が限られているため、短期間で全土にウイルスが広がる危険性は大きい。

「内部事情に詳しいメディアは、『テレビを通じて、手洗いとマスク着用を励行するように呼び掛けているが、電力不足から火もないこの寒い冬に、いったいどこに行けばお湯で手が洗えるのか』『コロナウイルスにビクビクしているのは、生命に執着がある金持ちだけだろう。庶民は伝染病にかかって死ぬのも飢えて死ぬのも死ぬことに変わりはない』と国民は予防などせず、人生を達観している社会情勢を伝えています」(国際ジャーナリスト)

 もっとも深刻なのは、自国の命運を握る中国との命綱を、北朝鮮自ら断ち切ってしまったことだ。

「北朝鮮各地の農村では、例年春から初夏にかけて、前年の秋に分配された作物を食べ尽くし、次の秋まで食糧難に陥る『ポリコゲ(春窮)』が発生します。中国からの食糧支援がなければ、1995年から’98年の飢饉(死亡者数300万人)を上回る悲劇が起こる可能性があります」(同)

 軍内では、幹部の横流しによって食糧が末端兵士まで十分に届いていない。

「栄養失調で弱っている兵士も多く、ウイルスに感染すれば一発で重症化するでしょう。しかも、陸軍、海軍、空軍すべて人と人の濃厚接触が起こる場なので、いったん感染が始まれば、全軍に蔓延してしまう可能性が高い」(同)

 一方、韓国では文在寅政権が窮地に立たされている。

 韓国での新型コロナウイルスの感染者数は25人(2月9日時点)。最初の感染者が確認されたのは1月20日で、武漢市から観光で韓国入りした女性だった。23日には「中国人入国禁止を要請する」請願文が青瓦台(韓国大統領府)の国民請願掲示板に書き込まれ、現在の請願者数は67万人を突破している。

「文政権は2月4日から、『中国の湖北省を14日以内に訪問したり滞留したことがあるすべての外国人の入国を全面禁止』しましたが、『対応が遅かった』と批判されています」(韓国ウオッチャー)

 対応が遅れた原因は、文政権が中国の顔色を窺ったためだ。
「新型肺炎の病名にしても、韓国メディアは『武漢肺炎』と表現したが、青瓦台は『新型コロナウイルス感染症という表現を使ってほしい』と要請している。これは中国側の感情を逆撫でしたくないという配慮の表れ。こうした卑屈な政府の対応に、韓国メディアからは『中国への隷属だ』という皮肉まじりの批判まで出る始末」(同)

 文政権は、マスクの品切れ状態が続く“マスクパニック”の対応でも失敗した。

 韓国政府は1月28日、公式の報道資料を通じて「政府はマスクや防護服などの支援物資をチャーター機で中国に送る計画がある」と発表したのだが、発表と同時にマスクの価格が急騰し、価格が12倍にまで跳ね上がって、国民の反感を買ってしまった。

「すると1月30日の報道資料には『官民が協力し、マスク200万枚、医療用マスク100万枚を中国に支援する』と記載されたのです。支援の主体が、政府単独から“官民共同”にすり替わったのです」(韓国在住の日本人ジャーナリスト)

 さらに2月5日には、韓国保健福祉省が「武漢に支援されたマスクは在韓の中国人留学生団体の自発的な募金活動で準備されたものだ」と説明した。

「国内のマスク不足が深刻化して国民の反感が強まると、支援の主体を『政府単独→官民共同→民間中心』へと移り変えて責任転換。文政権の姑息ぶりが露呈してしまいました」(前出・日本人ジャーナリスト)

 さらに新型肺炎は、2002年11月から’03年7月に中国で大流行した「SARS」と同様に、韓国経済に大打撃を与えることになりそうだ。

「SARS発生前の’02年7〜9月期はGDP成長率が前期比2.0%を記録していたが、同10〜12月期は1.1%と約半減となり、’03年に入ると2四半期連続のマイナス成長に落ち込んでいます。今回も、同じような結果になるでしょうね」(前出・国際ジャーナリスト)

 1月31日に公表された『産業活動動向』では、それまで後退していた韓国経済に薄日が差す結果となっていたが、再び悪化することになる。

「今年4月15日は、韓国総選挙があります。1〜3月期の大幅マイナス成長率が発表されれば、与党は大打撃を受ける。これを見越してGDP発表を遅らせると、野党とメディアに総攻撃を受ける。いずれにしても、文政権は窮地に立たされてますよ」(同)

 新型肺炎がきっかけで、北朝鮮、韓国ともに崩壊してもおかしくない。

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