直系組長11人が終結 関東ブロックの「重大な使命」

直系組長11人が終結 関東ブロックの「重大な使命」

(提供:週刊実話)

射殺事件などが相次いで発生し、一時は不安定な情勢に陥った関東では、親戚団体との間で平和共存路線が再確認され平穏が戻った。だが、依然として山口組の分裂抗争が継続中であるため、3月2日に行われた六代目山口組の関東ブロック会議には緊張が漂っていた。

 午前10時すぎ、開催場所の主である藤井英治若頭補佐(五代目國粹会会長=東京)が早々に到着し、関東ブロックの直系組長らも姿を現した。足立区が事務所への使用差し止めを求める仮処分を、東京地裁に申請した渦中の良知二代目政竜会・竹嶋利王会長も出席。その表情から胸中を読み取ることはできなかったが、何らかの対応を迫られているのは間違いなかった。

 また、六代目山口組が全体での定例会を休止して以降、ブロック会議で連携が図られており、必ず他ブロックの最高幹部が出席することになっている。今回は野村孝若頭補佐(三代目一会会長=大阪北)が上京。正午には会合が開始された。

 約20分後、直系組長らが引き揚げ始め全員が帰途に就くと、警視庁の捜査員らも、警戒を解いたのだった。

「今回の会議では、竹嶋会長の拠点移転に関する話があったようだ。静岡県から東京に本拠を移し、再び東海ブロックに戻るのではないか」(関東の組織関係者)

 足立区の拠点にダンプカーが特攻した事件は、松葉会系組員によるもので、山口組の分裂抗争とは無関係だった。それにもかかわらず、すぐさま足立区が使用差し止めを求めており、六代目山口組では軽視できない問題になったといえる。

「東京五輪を間近に控え、警察は異常なほど神経質になっている。今後は小競り合い程度でも、取り締まりを強化するだろう。もう東京に神戸山口組の直系組織はないが、山健組などの傘下組織は本拠を置いている。万一にも衝突が起き、東京都で特定抗争指定の警戒区域が定められたら、ほぼ全域になると予想される。だから、関東ブロックでは他の地域以上に揉め事に対してナーバスなはずだ。激化させないことが、重要になってくるだろう」(同)

 都内では、これまでに神戸山口組との目立った事件は起きていないが、突発的な衝突が起こる危険性はある。直系組長らの険しい表情が、その緊張を物語っているようにも見えた。

関連記事(外部サイト)