“文春砲”に救われた楽天

“文春砲”に救われた楽天

(提供:週刊実話)

楽天は30日、法人向けの新型コロナウイルス検査キットの販売を当面中止することを発表。製造などを手掛ける仕入れ先の社長交代をその理由とした。

 各メディアの報道をまとめると、楽天は20日、出資先企業の「ジェネシスヘルスケア(以下G社)」(東京)が製造・検査などを担う検査キットを東京や神奈川などで発売した。

 ところが、28日に同社の取締役会で社長交代が決まり、経営体制やコンプライアンス(法令順守)体制を見極める必要が出て来たのだとか。楽天はこれらの点を精査した上で、再開などを判断。出荷済みのキットは全て回収するという。

「新型コロナに特徴的な遺伝子が含まれているかどうかが分かるということで、画期的な検査キットになると思われていた。ところが、日本医師会は、陽性なのに陰性の結果が出る可能性があるとして、『販売には大きな問題がある』と指摘。そのことが販売中止の理由かと思われたが、もっと大きな理由があった」(全国紙社会部記者)

 発売中の「週刊文春」(文芸春秋)が、G社の佐藤バラン伊里・代表に、過去に経歴を詐称していた疑惑が浮上し、楽天が退任させる方向で調整していることを報道。

 佐藤氏は夫とともに、2004年、G社の前身となる「日本ウェイトマネージメント」を創業。佐藤氏は「佐藤芹香」という名前でメディアで活動し、04年に提唱した「遺伝子型ダイエット」がブームに。

「世界一受けたい授業」(日本テレビ系)にも出演していたほどだった。当時、「米国の心臓外科医」、「21歳で米コーネル大学の医学部と政治学部を卒業した」と自らの経歴について語っていたが、同誌の取材によって真っ赤なウソだったことが判明したというのだ。

「G社は楽天と密接な関係で、楽天は17年に出資し、三木谷浩史会長兼社長が社外取締役に就任。ところが、検査キットの不備および、佐藤氏の経歴詐称が判明。今後の経営の妨げになりそうな2つの要因の“切り捨て”ができて“文春砲”に感謝してもいいぐらいでは」(同)

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