県立高校採点ミスでマークシート方式導入 整備費2382万円計上

 神奈川県立高校入試の採点ミス問題を受け、2017年度入試から新たにマークシート方式を導入するため、県は採点システム整備費として2382万円を16年度一般会計補正予算案に計上した。8日開会の県議会第3回定例会に提案する。

 入学者選抜採点システム整備費は、市立高校を持つ横浜、川崎、横須賀3市と共同で学力検査を実施する154校にマークシート採点事務作業に使うパソコンとプリンターの設置や、一括でマークシート処理するセンターへの読み取り機器50台などに対する費用。

 15年度入試で本来合格していたが不合格とされていた受験生2人に対する和解金を支払う和解議案も提案する。就学機会を奪ったことへの精神的苦痛に対する慰謝料と、本来合格すべき高校に入学していれば生じなかった経済的損害の費用として、1人に100万円、もう1人に約178万円を支払う。

 今年2月の16年度入試では県立高校88校で採点ミスが判明し、影響で2人が不合格になった。15年度入試でも71校でミスがあり、本来は合格していた受験生2人が不合格とされていた。再発防止・改善策を検討した結果、記号選択式問題へのマークシート導入を決定。採点済みの答案用紙の写しを全受験者に返却することも決めている。