ATM18億円不正 引き出し役に執行猶予判決

 全国17都府県のコンビニ現金自動預払機(ATM)から18億円超が不正に引き出された事件で、窃盗と不正作出支払い用カード電磁的記録供用の罪に問われた横浜市戸塚区、無職佐久間宇宏被告(30)に対し、横浜地裁は15日、懲役3年、保護観察付き執行猶予5年(求刑懲役3年)の判決を言い渡した。

 国井恒志裁判官は判決理由で、「引き出し役として必要不可欠な役割を担当したが、首謀者ではなく知人を通じて指示を受けたにすぎない」と指摘。被告が得た利益は5万円にすぎず、犯行後に自首したことからも「重大事案ではあるが、必ずしも実刑が相当とは言えない」と述べた。

 判決によると、被告は5月15日早朝、横浜市戸塚区と藤沢市のコンビニ4店で、計190万円を引き出した。被告は一連の事件で県内初の逮捕者だった。