相模原事件を追悼 誰もが安心の社会へ 障害者団体全国大会

相模原事件を追悼 誰もが安心の社会へ 障害者団体全国大会

壇上の献花台に花束や折り鶴を手向け、相模原事件で犠牲者になった19人の冥福を祈る障害者ら =横浜市中区

 相模原市緑区の障害者施設殺傷事件を受け、知的障害者でつくる団体「ピープルファーストジャパン」が21日、横浜市中区の大さん橋ホールで全国大会を開き、参加した約千人が19人の犠牲者を追悼した。再発防止に向けた議論も深め、「誰もが希望を持って安心して暮らせる社会」の実現を誓い合った。

 知的障害者4人が登壇し、優生思想や匿名問題などをテーマに討論。札幌市東区の土本秋夫さん(60)は「障害があっても生まれてきてよかったと思える社会をつくらないといけない」と強調。同団体代表で大阪府東大阪市の中山千秋さん(49)は「私たちが地域で暮らせるよう、もっと社会に声を届けたい」と訴えた。

 大会は22回目で、横浜での開催は初めて。実行委員会(小西勉実行委員長)は「差別・虐待をなくそう」をテーマに準備を進めていたが、7月の事件を受けて急きょ内容を変更した。22日は「私たちは障害者である前に一人の人間。私たちは津久井やまゆり園の事件を忘れない」とする神奈川宣言を発表する予定。