江の島でセーリングW杯初開催 「五輪成功へ導く材料に」

江の島でセーリングW杯初開催 「五輪成功へ導く材料に」

ワールドカップ開催をPRする(左から)リオデジャネイロ五輪女子470級代表の吉岡、吉田ら=東京都内

 日本セーリング連盟は21日、2017年度以降のワールドカップ(W杯)の開催地に、藤沢市の江の島と愛知県の蒲郡が決まったと発表した。W杯は世界最大級の大会で、20年東京五輪へ向けて競技力向上を図るだけでなく、運営のノウハウを学ぶ重要なテストイベントとなる。

 W杯は世界のトップセーラーが集う大会で、五輪と同様に10種目を実施。各国1艇が代表となる五輪とは異なり、世界ランク上位20艇が出場するため、最高峰のレースが展開される。

 17−18年シーズン以降の3シーズンで年間4大会を予定し、同シーズンは開幕戦を蒲郡で開催。米国、欧州を転戦して年間王者を決める。初開催となる江の島では、18−19年の開幕戦と東京五輪の直前となる19−20年シーズンの開幕戦(10月)と最終戦(7月)が行われる。

 江の島では沖合に設置されている定置網を避けた海面設定や、大会開催時に船舶千艇を移動させることが必要になる。県連盟の貝道和昭会長はこうした課題解決に「五輪と同じ海域を取れるようにしたい。湘南港の利用者にご理解いただけるよう説明していきたい」と話し、「江の島では毎年世界規模の大会を行ってきており、この大会も五輪を成功に導く材料にしたい」と自信も見せた。

 同日東京都内で行われた会見には、リオデジャネイロ五輪女子470級で5位に入った吉田愛選手も出席。神奈川で育った吉田選手は「トップセーラーが集まるのでワクワクする。ずっと江の島を拠点にしているので、風のパターンが頭に入っているのは有利だと思う」と胸を躍らせた。