児童コカリナ披露 全焼・青根小の廃材から製作

児童コカリナ披露 全焼・青根小の廃材から製作

コカリナで校歌を演奏する青根小の児童ら =相模原市緑区青根

 県内最古で唯一の現役木造校舎が全焼した相模原市立青根小学校(同市緑区青根)の廃材から製作した楽器「コカリナ」をお披露目する演奏会が23日、焼け残った同校体育館で開かれた。同校の卒業生や地域住民ら約70人が見守る中、全校児童4人が校歌を演奏した。

 コカリナは、同校卒業生や愛好家ら5人で結成した「青根小学校コカリナ応援団」が、日本のコカリナ奏者の第一人者として知られる黒坂黒太郎さん=埼玉県飯能市=に協力を依頼し、製作が実現したもの。

 7月にコカリナをプレゼントされた児童4人はこの日、積み重ねてきた練習の成果を披露。高音で柔らかく透明感のある音色を響かせると、会場から大きな拍手が湧き起こった。児童たちは「うまく吹けてよかった」とほっとした表情を見せた。

 同校卒業生の関戸茂さん(73)は、「この日をとても楽しみにしていた。子どもたちの演奏に心が温まる。コカリナの音色を聴きながら、焼けた校舎のことを思い浮かべ、胸が熱くなった」と話した。

 コカリナ応援団長の林朋子さん(59)=横浜市緑区=は、「コカリナは子どもからお年寄りまでみんなが楽しめる楽器。これをきっかけに青根に根付いてくれればうれしい」と話していた。