「責任を放棄」最高裁に抗議 厚木爆音訴訟で弁護団

 在日米海軍と海上自衛隊が共同使用する厚木基地(神奈川県大和、綾瀬市)の航空機騒音を巡る「厚木基地第4次爆音訴訟」で、最高裁が米軍機の飛行差し止め請求を退けたことを受け、全国基地騒音訴訟弁護団連絡会は3日、最高裁と安倍晋三首相などに抗議声明を送付した。

 声明は「米国に対してはわが国の主権が及ばないと述べるがごとき決定を断じて受け入れることはできない」と主張。その上で「司法はその責任を放棄し、爆音被害を黙殺・放置すると宣言したに等しい」と批判し、「基地周辺住民の健康を守り、人間らしく生活できる静謐(せいひつ)な環境を実現するまで、一丸となって法廷内外での取り組みを継続する」と決意表明している。

 同連絡会は、航空機騒音の解消を求める全国6基地7訴訟の弁護団で構成。抗議声明は最高裁と首相のほか、防衛相、外務相、衆院議長、参院議長宛てに送付した。