ヤミ金に個人情報漏らす 神奈川県警刑事2課の巡査部長を逮捕

ヤミ金に個人情報漏らす 神奈川県警刑事2課の巡査部長を逮捕

神奈川県警

◆メール100通以上やりとり
 知り合いのヤミ金業の男に、職務上知り得た個人情報を漏らしたとして、神奈川県警は3日、地方公務員法違反(守秘義務違反)の疑いで、伊勢佐木署刑事2課暴力犯係の巡査部長(46)=横浜市中区大平町=を逮捕した。県警の調べに対し、同容疑者は容疑を認めている。県警は今後、見返りに金品を受け取っていた疑いもあるとみて調べる方針。

 逮捕容疑は、3月10日ごろ、無登録で貸金業を営む知り合いの男(73)に、職務上知り得た人物1人の本籍や住所、免許証の有無などの個人情報を教えた、としている。

 県警監察官室によると、男の依頼を受けた同容疑者は県警本部の照会センターに問い合わせて、男から借金をしている人物の個人情報を入手。メールなどで男に教え、男は借金の取り立てに利用していた。

 同容疑者が伊勢佐木署に赴任した昨年9月以降、100通以上メールのやりとりがあったといい、同室は他の人物の個人情報を漏らしていた可能性もあるとみて調べている。

 同容疑者は、別の署に勤務していた3〜4年前、別の事件の参考人だった男を取り調べたことで知り合い、1〜2年前に同区内で再会後、連絡を取るようになった。男は同区内でポーカーゲーム店を経営していたが、今年6月に県警生活保安課などが風営法違反(無許可営業)の疑いで逮捕。携帯に保存されていたメールの内容から発覚したという。

 同室の花家憲也室長は「警察の信頼を著しく損ねる行為であり、誠に遺憾。今後の捜査の結果を踏まえ、厳正に対処する」とコメントを出した。