こびとの故郷知って 横須賀でコロボックル展

こびとの故郷知って 横須賀でコロボックル展

佐藤さとるさんの生い立ちや作品を紹介したパネル展 =横須賀市西逸見町

 こびとの世界を描いた「コロボックル物語」シリーズで知られる横須賀出身の童話作家、佐藤さとるさんの作品や生い立ちを紹介するパネル展が、横須賀市西逸見町の市生涯学習センターで開かれている。主催者は「コロボックルのふるさと・横須賀を多くの人に知ってほしい」と呼び掛けている。10日まで。

 同シリーズは、戦後の児童文学で初の本格的ファンタジーとして高く評価された作品。作者が幼少期を過ごした横須賀・逸見地区が舞台といわれる。

 今回のパネル展は、地元のファンが集まって実現。本紙のミニコミ紙「横須賀日日新聞」市民記者の鈴村香織さん(54)が佐藤さんにインタビューした記事で「横須賀で展覧会を」と触れたのをきっかけに、実行委員会が作られた。

 会場には、2007年に県立神奈川近代文学館(横浜市中区)で開かれた佐藤さんの企画展のパネル約50枚を展示。実行委メンバー8人が手作りの装飾や解説を添えた。身長3センチのコロボックルから見た世界を体験してもらおうと、縮尺を計算した約2メートルの巨大バッタなど、遊び心あふれた作品が並ぶ。

 実行委員会代表の上野つね美さん(64)は「夢あふれるファンタジーの世界を楽しんでもらいたい。いつか横須賀の博物館や美術館で常設展ができるようになってほしい」と意気込んでいる。

 入場無料。問い合わせは、実行委員会事務局電話090(3907)6938。