県警・管理者で認識にずれ 相模原殺傷容疑者手紙

 相模原市緑区の障害者施設「津久井やまゆり園」で46人が殺傷された事件を受け、関係機関の情報共有などを検証している県の第三者検証委員会が5日、横浜市内で開かれた。容疑者が衆院議長に宛てた手紙の内容伝達を巡る、県警と施設運営側の認識のズレが浮き彫りになった。

 会合は非公開で2回目。同席した県保健福祉局の佐久間信哉局長によると、施設運営者の「かながわ共同会」がまとめた事件の経過報告書について、県警が認識と異なる部分を指摘した。

 同局長は、両者の差異について「一方(県警)は100伝えたと思っているが、もう一方(施設)は50伝えてもらったと思っているという違い」と説明した。

 県警は9月28日の県議会で、事件前に共同会に対し「(園を)名指しし、夜間帯に入所者に危害を加える」と手紙の内容を伝えたと説明。一方、共同会は7月の会見で、手紙に「夜勤に決行」と書かれていることを「全く知りませんでした」と述べている。

 次回は10月下旬に開催予定。最終報告は11月中にまとめる。