「信頼損ねる」謝罪 教諭違法薬物密輸で藤沢市教委

 藤沢市立小学校の教諭が違法薬物を密輸しようとした問題で、同市教育委員会は5日、事件の概要や経緯について明らかにした。市教委は、教諭は市立長後小の総括教諭(58)とした上で、「信頼を著しく損ねる行為で本当に申し訳ない」と謝罪した。

 市教委などによると、同教諭は昨年5月、中国から違法薬物を含む液体「ラッシュ」を密輸しようとしたとして、今年8月に医薬品医療機器法違反などの罪で在宅起訴された。今月4日に横浜地裁で初公判が開かれ、検察側は懲役1年6月を求刑した。同21日に判決公判が開かれる。

 市教委は「本人から申告がなく、初公判まで事件を全く把握していなかった」といい、初公判後の傍聴者からの問い合わせで事件を知り、同教諭に確認。この日まで教壇に立っていた同教諭は事実を認め、「捜査関係者から『必ずしも学校に申告しなければならないわけではない』と言われたので、申告しなかった」と話したという。

 市教委はまた、同市立中の男性教諭(30)が県内で女子中学生にわいせつな行為をしたとして、県警が捜査していることも明らかにした。事案の詳細については「捜査中」であることを理由に説明しなかった。

 市教委は5日夜、市立小中の校長を集めた「臨時校長会」を開き、綱紀粛正の徹底を求めた。