日本一へ願い再び ハマ熱狂

日本一へ願い再び ハマ熱狂

ボードに書かれた応援メッセージの数々=マークイズみなとみらい

 横浜DeNAベイスターズがクライマックスシリーズ(CS)のファイナルステージ進出を決め、横浜のまちが熱を帯びている。ファーストステージ突破から一夜明けた11日、デパートや飲食店は多彩な応援企画を展開し、地域一丸となって夢の実現を願う。「ここまで来たら日本一に」「18年前の感動をもう一度」−。苦しい時期も支えてきた地元の思いが、快進撃を続けるチームをより奮い立たせると信じて。

 「優勝目指してかっ飛ばせ!」「もう一度、番長を胴上げしよう!」

 横浜市西区の商業施設「マークイズ みなとみらい」。初のCS進出を記念して設けたメッセージボードを、手書きの応援コメントが埋める。

 地元で10年以上ファンを続ける大学4年の柴田一志さん(22)は「正直、ここまで来るとは思わなかった。全力投球と全力ホームランで優勝を」と目を輝かせる。会社員の山田賢次さん(40)と亜未さん(38)夫妻は「とにかく日本一を目指して頑張ってほしい。それに尽きます」と声をそろえた。

 オフィス街が広がる横浜スタジアム周辺もにわかに活気づいている。ドリンク全品150円割引、飲み放題プラン値下げ、特別ランチで応援−。居酒屋やカフェがあの手この手で盛り上げ役となり、ベイファンのボルテージを高めている。

 JR関内駅前の商業施設セルテで37年間、ベイスターズ応援レストラン「ヤンキース」を経営する西野妙子さんは「前回の優勝からずっと、験担ぎのメニューでお客さんと応援してきた。チームの低迷期もずっと見てきたファンと、あの感動をもう一度味わいたい」と願っている。

 横浜市内の大手百貨店も盛り上げに一役買っている。横浜高島屋(同市西区)は11日、日本シリーズ出場を後押ししようと応援セールを開始。同店担当者は「日本一になった1998年のセールは1日25万人が来店し、すごかった。また、あの感動を味わいたい」と期待している。

 京急百貨店(同市港南区)も6〜19日の予定で応援フェアを開催中だ。1時間ごとに球団の応援歌が流れる同店で、担当者は「ベイスターズの選手たちと、いつも以上に横浜を盛り上げていきたい」と意気込む。横浜商工会議所の上野孝会頭は「ファーストステージに勝って大感激。日本一を実現して市民とともに喜びを分かち合いたい」とコメントした。