旅の今昔、史料で再現 川崎市市民ミュージアムで企画展

旅の今昔、史料で再現 川崎市市民ミュージアムで企画展

「大日本五道中図屏風」など貴重な資料が並ぶ「旅する人びと」展

 川崎市市民ミュージアム(中原区等々力)で、江戸時代から昭和初期にかけて大きく変化した旅についての企画展「旅する人びと〜東海道五十三次から世界へ」が開かれている。移動が制限されていた江戸時代と、鉄道開通以降、旅の楽しみ方が変わった明治の旅の違いに焦点を当て「さながら当時の旅をしている気分が味わえるようにした」(佐藤友理学芸員)という。11月20日まで。

 江戸時代の東海道や中山道をふかんできる「大日本五道中図屏風(びょうぶ)」をはじめ、小旅行先となった川崎を伝える綱下ケ松参詣絵巻、明治初期の携帯用時刻表やレール、川崎駅の写真など貴重な史料194点が並ぶ。

 江戸時代、庶民には「信仰」「湯治」目的の旅が認められており、稲荷新田(川崎区)に暮らした人が1847年に伊勢参りをした際の道中日記も紹介。伊勢神宮だけではなく、奈良や善光寺などにも足を延ばした66日間の旅を、大井川を渡った際の平連台などの道具や図画などとともに立体的に紹介している。

 期間中、シンポジウムや落語会、講座など関連イベントも行われる。月曜と11月4日休館。一般500円、大高校生・65歳以上400円、中学生以下無料。問い合わせは、同ミュージアム電話044(754)4500。