睡眠・飲食は罰金!? ドバイ地下鉄に存在する「厳格なルール」

ドバイ観光の際には要注意 ドバイ地下鉄は睡眠や飲食で罰せられてしまう可能性

記事まとめ

  • ドバイメトロには日本の地下鉄にはない落とし穴が存在し、ドバイ観光の際には要注意
  • 車内で睡眠や飲食をするだけで罰せられてしまう可能性もある
  • イスラム教を国教とする国ならではの《女性・子供専用席への男性立ち入り禁止》もある

睡眠・飲食は罰金!? ドバイ地下鉄に存在する「厳格なルール」

睡眠・飲食は罰金!? ドバイ地下鉄に存在する「厳格なルール」

Photo Credit: Doctor Canon Flickr via Compfight cc

アラブ首長国連邦の都市・ドバイを訪れたら、交通手段として『ドバイメトロ』使用することになることが多いだろう。しかし、ドバイメトロには日本の地下鉄にはない落とし穴が存在する。ドバイ観光の際には要注意だ。



人口約150万人の都市であるドバイを走り、毎日のように多国籍多宗教の人々が利用するドバイメトロには、厳正な規則が存在する。ドバイメトロの利用規則をよく理解しておかないと、とんでもないことになる可能性があるのだ。例えば、ドバイメトロでは車内で睡眠や飲食をするだけで罰せられてしまう可能性がある。


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睡眠や服装、イスラム教の戒律に関するルールも

2011年11月現地のニュース『Gulf News』が報じたところによると、アメリカ国籍の女子学生がドバイに住む両親を訪ねるためにドバイメトロを利用し、不運にも熟睡してしまった。そして、300ディルハム(日本円換算=約9000円)の罰金を支払う羽目になったという。


彼女は、車内で熟睡してしまったせいで目的の駅を通り越してしまい、寝過ごした先のジュベル・アリ駅でメトロ乗務員によって起こされた。彼女は、「わたしはただ誤って寝てしまっただけです。こんなことで処分されるなんて納得できない」と語っていた。しかし、現地当局のRTA(道路交通公社)は、「規則は規則。たとえ誤って車内で寝てしまったとしても、睡眠を禁止された所での睡眠は許されません」と、罰金を取る姿勢を覆すことはなかったという。ルールはかなり厳しい様子だ。


このほかにもイスラム教を国教とする国ならではの規則として、《女性・子供専用席への男性立ち入り禁止》がある。なお、2015年5月『The National』の報道では、毎日100人もの男性がこの規則を知らずに男性立ち入り禁止席に座ってしまい、処分されているという。このときの罰金は100ディルハム(日本円換算=約3000円)だ。


メトロはチケット額が低額なことから、現地では所得の低いアジア系外国人がよく利用しているものの、なかには英語が読めない人々も多い。このように罰せられる男性が多いのは、英語が読めないことが理由のひとつなっているが、規則はそのような外国人にも容赦なく適用される。


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ガムはもちろん、一切の飲食が厳禁

日本からの観光客や滞在者が最も注意するべきなのは、車内での飲食についてだ。


ドバイメトロでは車内での飲食が禁止されている。ラマダン中でなくても、あらゆる飲食は厳禁だ。たとえ水の一滴も口に含むことができない。RTAのメトロ罰金リストには、《飲食を禁じられたエリアでの飲食 ─罰金100ディルハム》とある。2010年4月のGulf Newsによると、この件についてRTAは《たとえ子供やお年寄りでもガムを食べることは罰金となります》、《ガムは禁じられます。なぜなら、利用者はガムを地面に吐き出したり、その吐き出したものが、床やシート、手すりにこびりつきますから》と発表している。外国人が、自国の感覚で「ガムや飴くらいならいいだろう」と高をくくっていると、乗務員に見つかり、罰金を課せられる可能性もある。特に子供連れの観光客は注意するべきである。


ドバイでは、地下鉄に限らず、都市の景観や雰囲気を毀損するような行いは、ほとんど禁じられている。国際的な観光地でもあるドバイが綺麗に保たれているのは、このような当局による厳正な規制があってのことだ。メトロ利用者のよき理解が今後とも求められるであろう。


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