小泉純一郎首相に弓引いた「造反組」野田聖子議員が入閣した理由

小泉純一郎首相に弓引いた「造反組」野田聖子議員が入閣した理由

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かつて郵政民営化に反対したことから自民党を離党し、2006年在任時の安倍晋三首相の意向により“造反組”の復党が実施されたことで自民党に戻った野田聖子衆議院議員が、今回の組閣で総務大臣に起用された。


「野田さんは2年前の総裁選で安倍首相が無投票で再選した際、首相の対抗馬として立候補を模索したことがありました。その際に推薦人集めをしましたが、首相側から切り崩されたのです。最近は、政策を吟味したり、積極的に立案を進めたり、安倍首相との対立軸を作りつつ、来年冬の総裁選の準備をしているかに見えました。しかし、今回の急転直下の入閣で支持者も『まさか反安倍の急先鋒だった野田さんが入閣なんて』と驚きを隠せないようです」(全国紙政治部記者)


安倍首相に弓を引くスタンスでいた野田議員が入閣した裏には何があるのだろうか。


「安倍首相が欲しいのは、野田さんの盟友の小池百合子東京都知事への交渉窓口なのです。安倍政権は遅くとも、来年の12月までに衆議院議員選挙を行わないといけない。ところが、公明党が都議選で『都民ファーストの会』と組んだ途端に自民党は大敗しました。安倍首相としては公明党とのパイプと同時に、いざ公明党に捨てられてピンチとなったときのために、選挙で都民ファとぶつからないようにうまく連携できる“保険”を掛けておきたい。その鍵を握るのが、小池都知事と仲がよくて交流がある野田さんというわけですよ」(同・記者)


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野田議員を起用してイメージアップ

野田議員を起用したもうひとつの理由が“女性人材の活用”だ。


「稲田朋美防衛大臣が鳴り物入りで入閣したのに、失言を繰り返して辞任せざるを得なくなった。女性の人材のピックアップに今度こそ失敗するわけにはいかない。そこで“安全パイ”として清廉潔白なイメージで才女の野田さんが浮上したというわけです」(同・記者)


郵政民営化に反対し、当時は飛ぶ鳥を落とす勢いだった小泉純一郎首相を罵倒した野田議員だったが、芯の強い政治家という印象を永田町に植え付けた。安倍首相にも臆せずに、よかれと思うことは進言するだろう。


ひとまず反目の野田議員を入閣させて“挙党一致”のイメージを世間にアピールしたい安倍首相は、山積する“負の問題”を覆い隠すことができたか。その答えは内閣支持率が握っている。


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