医者になる選択肢「医学部編入試験」の魅力

「本当は医学部へ行って医者を目指したかった…」


社会に出ても諦めきれない。そんな願いを実現できる“裏技”がある。社会人を経て医師を目指す人の抜け道として注目されているのが“医学部編入”だ。



言うまでもなく一般入試による医学部合格のハードルは高い。


「国公立大学医学部への入学を目指すとなると、東大理科1類に合格する以上の学力が必要で、私立大学の医学部でも早慶の理工学部の難易度をはるかに超えています。理系を専攻している学生のなかでも、選りすぐりの秀才たちが目指す職業が医師なのです。医学部編入試験は、決して簡単とは言えませんが、一般入試に比べて科目が少なく、医師になれなかった社会人をターゲットにした予備校の新たな“資金源”として注目されています」(教育ライター)


これまで医学部を目指すにはふたつの道があった。



高卒生や浪人生からの入学を目指す
他大学の医学部以外に入学したものの退学か卒業したあとに再度、医学部の1年生として入学を目指して“再受験”する

「編入は“第3の方法”と言えるもので、大学を卒業後に医学部に途中の学年から入学するのです。ちなみに2のケースでも最初の大学を卒業していれば再受験と編入の併願ができます。具体的には医学部への編入は、主に4年制の大学卒業者を対象とした『学士編入』となり、編入年次は2年次からが多い傾向があります」(同・ライター)


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倍率は20倍を超えるもチャンスは拡大か

2000年以降、この第3の道である『学士編入試験』を実施する医学部が増加している。編入の難易度はどれくらいなのだろうか。


「ここ数年を見ると編入試験の志願倍率は20〜25倍で、なかには30倍を超える大学もありますが、全体的に見ると人気が落ち着いてきており、その意味ではチャンスが広がっています。現在、編入の実施数は国立28校、公立1校なのに対し、私立はわずか4校で、国公立が格段に多い。しかも私立医学部の場合、一般入試の再受験組が、編入と併願するケースがほとんどで、その結果、一般入試レベルの難しい出題が多い傾向にあります。対して国公立医学部の一般入試では『センター試験』の受験が必須ですが、編入の場合は必要ありません。日程さえかぶらなければ複数校受験が可能です」(同・ライター)


“白い巨塔”への入り口にこんな抜け道があったとは驚きだ。


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