立て続けに日本へ迫った台風の影響でカレー材料の野菜が高騰必死

北海道に相次ぎ上陸した台風の影響で、タマネギやジャガイモなどカレーの野菜が高騰か

記事まとめ

  • 北海道に立て続けに台風が上陸し、タマネギやジャガイモが壊滅的な被害を受けたという
  • タマネギは、ベト病の流行で5月ごろから高値が続き、前年比49%高まで高騰している
  • 「今後も高騰が懸念され年内は食卓からカレーライスが減るかも」と食品ライターは話す

立て続けに日本へ迫った台風の影響でカレー材料の野菜が高騰必死

立て続けに日本へ迫った台風の影響でカレー材料の野菜が高騰必死

(C)Shutterstock

今年に入って野菜のタマネギが2度も高騰している。


最初は全国2位の出荷量を誇る佐賀県産のタマネギが『ベト病』により“小粒化”するという被害に見舞われたためだ。その後、被害は西日本一帯のタマネギ農家にも広がっている。



ベト病にかかったタマネギは、葉っぱにカビが生えて黄色くなり、枯れてしまう。葉が“ベトベト”になることで光合成ができなくなり、タマネギの大きさが一回りから二回り小さくなる。タマネギはkg単価で取り引きされるため、農家は重量が得られず、収入が減るだけではなく、供給量にも支障をきたしたのだ。


現在は薬剤散布などにより病気の進展が停止または治癒している。だが、ベト病に対する対策に光明が見えたところへ、タマネギ生産量の5割を占める北海道を台風が直撃した。


「ベト病の原因の一つは多降雨で、発生はこの10年で最多でした。大きなタマネギ産地への蔓延が心配されていたところに、北海道に立て続けに台風が上陸し、さらに壊滅的な被害を受けてしまったのです」(農政記者)


タマネギは、ベト病の流行で5月ごろから高値が続いていた。農水省の『食品価格動向調査(野菜)』によると、1kgの全国平均価格(8月22〜24日の調査)は前年比49%高。7月初週の同34%高からさらに高騰をしている。価格上昇はやはり北海道の台風被害が原因だ。


「北海道はタマネギのほかにも、ジャガイモの8割、ニンジンの2割を生産しています。そのため、年内は食卓からカレーライスが減ることになるかもしれません。ジャガイモ壊滅の影響は、菓子のポテトチップスも危機にさらしています」(食品ライター)



日本人の身近な食べ物であるカレーとポテトチップスに、近年にはなかった大変な事態が起きているのだ。


「北海道には8月の半月の間に台風が7号、11号、9号、10号と、4度も上陸または接近しています。タマネギだけではなく、ニンジンは値上がり必至で、ジャガイモも高騰は避けられそうにありません。11月ごろにかけて高止まりが続くでしょう」(同)


スーパーには国産より安い中国産が列ぶことが増えそうな予感だ。

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