寒さに負けない強い芝を 日ハム新球場 模型で生育実験 北海道・北広島

寒さに負けない強い芝を 日ハム新球場 模型で生育実験 北海道・北広島

ボールパーク建設予定地の隣に設置された「ミニ球場」。寒冷地・北海道での芝の生育状況を調べる=北広島市で、阿部義正撮影

 プロ野球・北海道日本ハムファイターズが北広島市で2023年春の開業を目指しているボールパーク。核となる新球場のフィールドには天然芝が採用される。開閉式屋根を備えた天然芝球場は国内初。設計・施工を担当する大林組は19年秋、新球場での芝の生育状況を調べるため、建設予定地の隣に実物を模した「ミニ球場」6基を設置し、実証実験を始めた。22年秋までの3年間で、寒冷地・北海道での生育方法を探る。

 ミニ球場は新球場の30分の1の大きさ。実物と同様、フィールドには寒さに強く冬でも青い芝を敷き、天井部にはスライドする開閉式の切り妻屋根を、外野(南東)側には透明な大型のガラス壁を備える。温湿度や光量などの気象データを観測するとともに、ミニ球場ごとに地温や風速、水やりの量などの条件を変え、芝の生育状況を調べる。

 実験リーダーの大林組技術研究所自然環境技術研究部の十河(そごう)潔司副部長は「観賞用ではなく、葉も根も頑丈なスポーツ用・競技用芝を作らなければならない。年間通して実験し、季節に応じた芝の維持管理方法を確立させたい」と話した。【阿部義正】

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