県立自立支援施設で子どもの腰蹴る「虐待」 職員「とっさに足出た」 青森

県立自立支援施設で子どもの腰蹴る「虐待」 職員「とっさに足出た」 青森

児童自立支援施設内で虐待があったとして陳謝する県健康福祉部の神登喜彦次長(中央)ら=青森市の県庁で、2020年1月9日、井川加菜美撮影

 青森県こどもみらい課は9日、児童自立支援施設「県立子ども自立センターみらい」(青森市)で昨年11月、女性職員が入所する子どもの腰を蹴るなどの行為があり、県社会福祉審議会の児童処遇部会による意見を踏まえて虐待と認定したと発表した。女性職員は同月、施設外へ配置換えになった。県健康福祉部の神登喜彦次長は「県民の信用を損なう行為が発生し、おわび申し上げる」と陳謝した。

 同課によると、女性職員は児童自立支援専門員で、昨年11月9日に学芸会が開かれた際、子どもの腰のあたりを3回蹴ったという。子どもにけがは無かった。目撃した別の子どもから職員に相談があり発覚した。女性職員は大きな声を出していた子どもを静止しようとしたといい、「とっさに足が出た」と話しているという。

 県が、入所する子どもや職員らに対して聞き取り調査を実施したところ、この女性職員はほかにも、昨年4月以降、蹴った子どもを含む、入所する3人の子どもに対して話を無視したり、必要以上に大きな声で指導したりしていたことも判明。子どもたちは女性職員の顔色をうかがって行動したり、他の職員への相談をためらったりしていた。

 女性職員が子どもたちに対して厳しい調子で指導していたことについては他の職員からも上司に相談があり、女性職員は上司から指導を受けていたという。【井川加菜美】

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