福井、富山の車立ち往生、今も300台動けず 除雪作業で4人死亡

福井、富山の車立ち往生、今も300台動けず 除雪作業で4人死亡

雪のため北陸自動車道の丸岡IC−福井北IC間で立ち往生し復旧を待つ人たち=福井県坂井市で2021年1月10日午前11時48分、本社ヘリから猪飼健史撮影

 大雪の影響で北陸地方では9日から10日にかけ、高速道路で立ち往生する車が相次いだ。福井県の北陸自動車道と富山県の東海北陸自動車道では一時、計約1700台が立ち往生。10日午後7時現在も約330台が止まったままで、福井、富山両県は陸上自衛隊に災害派遣を要請した。両県では除雪作業中の男性ら4人が死亡した。

 要請を受け、陸上自衛隊は車両のけん引や食料の配布、除雪などの活動を進めている。

 中日本高速道路によると、福井県の北陸道では、福井インターチェンジ(IC、福井市)―金津IC(あわら市)間で最大約1500台が立ち往生。福井河川国道事務所によると、県内の中部縦貫道でも最大約40台が動けなくなった。

 富山県の東海北陸道では10日朝、上り線の小矢部砺波ジャンクション(JCT、小矢部市)―福光IC(南砺市)間で約200台が立ち往生した。車中で体調が悪くなったなどの119番が2件あり、20代女性と40代男性が搬送されたが、命に別条はないという。

 鉄道も乱れた。JR西日本は10日、金沢と大阪を結ぶ特急「サンダーバード」や、金沢と名古屋・米原(滋賀県)を結ぶ「しらさぎ」の運転を取りやめた。北陸新幹線の「かがやき」「はくたか」は上下計6本が運休した。

 一方、福井県などによると、9日朝に除雪作業をしていた福井市の男性(82)が搬送先の病院で死亡が確認された。10日には福井市の女性(79)が雪に埋まっているのを近隣住民が発見。間もなく死亡が確認された。同県大野市でも同日、60代男性が自宅の外で死亡。除雪作業中に転落した可能性があるという。富山県氷見市では60代男性が乗用車の中で心肺停止状態で見つかり、その後死亡した。

 北陸は11日午前にかけて断続的に雪が降る恐れがあり、気象庁は厳重な警戒を呼び掛けている。【岩間理紀、高良駿輔、横見知佳、大原翔】

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