「ヤブ蚊が…」不要不急の110番が2割 鈴木奈々さんも「適切な利用を」 茨城

「ヤブ蚊が…」不要不急の110番が2割 鈴木奈々さんも「適切な利用を」 茨城

110番通報の適切な利用を呼びかける鈴木奈々さん=水戸市内原で2020年1月10日、川島一輝撮影

 1月10日は「110番の日」。茨城県警が2019年に受理した110番通報のうち、不要不急の内容や無言電話などの無効な通報が、2割を占めたことが県警のまとめで判明した。無効な通報は前年より増えており、県警は10日、各地で適切な110番の利用を呼びかけた。【韮澤琴音、川島一輝】

 通信指令課によると、19年に県警が受理した110番通報は21万1498件(1日平均579件)。このうち、緊急に対応する必要がなかった通報は2万3478件(約12%)=暫定値=に上った。

 道案内や運転免許証の手続きを尋ねる内容のほか、「ヤブ蚊が飛んでいる」「父親の飼っている犬が懐いてくれない」「宅配便が届かない」というものもあったという。

 話しかけても応答がない電話やいたずら電話などの「無効通報」は、前年より1451件増えて1万9389件(約9%)=同=あった。このうち、話しかけても応答がない電話が1万746件=同=に上った。

 一方、有効通報の件数は19万2109件=同=で、内訳は交通事故など「交通関係」の約6万3000件が最多。「不審者がいる」「暴走族が走行している」といった「各種照会」が約5万5000件と多かった。窃盗などの「刑事関係」は約1万5000件だった。

 不急や無効の110番通報が相次ぐと、緊急の通報を適切に受信して対応することができなくなる恐れがある。県警は、緊急時は迷ったり遠慮したりすることなく通報し、緊急性が低いと思われる場合は警察相談専用電話「#9110」の利用を呼びかけている。

鈴木奈々さん「実際にやると気持ちが焦った」

 水戸市の商業施設「イオンモール水戸内原」では、龍ケ崎市出身のタレント、鈴木奈々さん(31)が1日通信指令課長を務め、110番通報の適切な利用を訴えた。

 まずは県警の担当者が発生の場所や時間、事件か事故かなどを正しく伝えるよう通報の注意点を説明。鈴木さんがひったくり事件を目撃したとの想定で、110番を実演した。

 その後は買い物客にチラシを配り、緊急性が低い内容は110番ではなく、警察相談専用電話「#9110」を利用するよう呼びかけた。鈴木さんは「実際に110番すると気持ちが焦ったが、よい勉強になった」と話していた。

関連記事(外部サイト)