制御棒1体を引き抜くミス 伊方原発3号機で 燃料取り出し準備作業中に

制御棒1体を引き抜くミス 伊方原発3号機で 燃料取り出し準備作業中に

四国電力伊方原発3号機(手前)。後方は(右から)1号機と2号機=愛媛県伊方町で2018年10月16日、本社機「希望」から平川義之撮影

 愛媛県と四国電力は12日、定期検査中の伊方原発3号機(同県伊方町)で、燃料取り出し準備の作業中に、核分裂を調節するための制御棒1体を誤って引き抜くミスがあったと発表した。放射能漏れはないとしている。13日から予定していた、使用済みとなるウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料16体を含む燃料全157体の取り出し作業に影響する可能性もある。

 県と四電によると、12日午前11時45分ごろ、原子炉容器上部で燃料を固定している装置のつり上げ作業を始めた。ところが制御棒48体のうち1体が切り離されておらず一緒に引き上がった。重量センサーが制御棒が切り離された状態の数値を示したため、正常に切り離されていると判断したという。

 監視カメラを見ていた保修員が異常に気づき、元の位置に戻すまで制御棒は7時間ほど原子炉容器から引き抜かれた状態だった。再度切り離し作業を行う予定で、四電は燃料の取り出しについて「検査への影響は現時点では何とも言えない」としている。【中川祐一】

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