越冬ツル 今季は過去2番目の1万5529羽 鹿児島・出水

越冬ツル 今季は過去2番目の1万5529羽 鹿児島・出水

ねぐらである田で餌をついばむツル=鹿児島県出水市荘で2019年1月12日午前8時20分ごろ、降旗英峰撮影

 国内最大のツル越冬地、鹿児島県出水市で12日、今季最後のツル羽数調査があったが、「ねぐら」である田を飛び立ち、舞い戻る移動が激しく計測できなかった。今季の記録は1万5529羽(2019年11月23日計測)となり、過去最多の1万7005羽(16年1月)に達しなかった。

 19年11月から6回調査し、1万5529羽は過去2番目に多い記録。鳥インフルエンザ対策として越冬地分散を図る県ツル保護会は「山口県周南市で10羽の飛来が確認されるなど分散傾向はみられるが、(出水以外に)国内でまとまった越冬地はできていない」と総括した。

 調査は出水市立高尾野中と鶴荘学園義務教育学校の生徒を中心に実施し、記者会見をして羽数を発表している。12日の会見で鶴荘学園の武内楽咲(らら)さん(9年)は「普段できない良い経験だった」と振り返った。1月下旬ごろから、ツルがシベリア方面に戻る「北帰行」が始まる。【降旗英峰】

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