透明プラスチックの「近大マスク」 開発した教授が奈良・大和高田市に寄贈

透明プラスチックの「近大マスク」 開発した教授が奈良・大和高田市に寄贈

自身が開発した「近大マスク」を贈呈した西藪和明教授。鼻部分の複雑な造形がポイントだ=奈良県大和高田市役所で2021年1月14日午前11時20分、稲生陽撮影

 奈良県大和高田市出身、在住の西藪和明・近畿大理工学部教授(57)が14日、大学のプロジェクトで開発した飛沫(ひまつ)防止マウスシールド「近大マスク」を120個、市に寄贈した。従来のマウスシールドやガーゼマスクに比べて高い飛沫防止効果が確認できたといい、大学の体育会クラブでの装着試験を経て息苦しさも軽減した。透明で口元や表情がよく見え、市は特別支援学級や手話通訳などで役立てる予定。

 近大の新型コロナウイルス対策支援プロジェクトの一環で、西藪さんが理工学部のある東大阪市の町工場と協力して昨秋完成させた。柔らかいプラスチックを鼻や?に沿って成形したのがポイントで、眼鏡のつるのように耳にかけると鼻の根元で支えられ、長時間装着しても疲れないという。

 西藪さんは近大のものづくり部門の責任者で、生家も町工場。「贈呈は大和高田のものづくりを応援したいという意味もある。あえて特許はとらず、製品をコピーしたいという企業があれば協力したい」と話した。2月から一般の小売店でも販売を予定している。モールドサポート(06・6789・0844)。【稲生陽】

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