死んだゾウの牙を国外へ…富士サファリ元飼育員、未遂容疑で逮捕 千葉県警

死んだゾウの牙を国外へ…富士サファリ元飼育員、未遂容疑で逮捕 千葉県警

密輸出しようとしたアフリカゾウの牙など=千葉県成田市の成田空港で2020年1月14日午後2時42分、中村宰和撮影

 勤務先の富士サファリパーク(静岡県裾野市)で死んだアフリカゾウの牙などを国外に持ち出そうとしたとして、千葉県警成田国際空港署は14日、ラオス国籍の元飼育員、ラム・オウン・コウンサーワント容疑者(27)=裾野市=を関税法違反(無許可輸出未遂)の疑いで逮捕した。

 逮捕容疑は2019年7月4日、成田空港から帰国する際、象牙など227点を許可を受けず輸出しようとしたとしている。成田税関によると、機内に預け入れるスーツケースや手荷物のリュックから、最も長いもので約60センチある象牙13点のほかアジアゾウのしっぽの毛や爪などが見つかった。象牙をはじめとする174点は、野生動植物を保護するワシントン条約で国際的な取引が原則禁止されている。

 コウンサーワント容疑者は「許可されないと分かっていたので申告しなかった。家に飾ったり、知人に売ったりするつもりだった」と供述している。ゾウ飼育員として15年12月〜19年6月に富士サファリパークに勤務し、骨格標本にするため一時埋められていた土の中から象牙を掘り返したほか、飼育場に落ちていたゾウの毛を拾い集めていた。

 成田空港のエックス線検査で「不審な影がある」と警備会社から通報があり発覚。富士サファリパークは「捜査を受けているのでコメントは差し控えたい」としている。【中村宰和】

関連記事(外部サイト)