宝塚の「生」オブジェがライトアップ 犠牲者悼み「街と人の心の再生」願う

宝塚の「生」オブジェがライトアップ 犠牲者悼み「街と人の心の再生」願う

「生」の文字をかたどった石積みの前で黙とうする人たち=兵庫県宝塚市で2020年1月16日午後5時46分、平川義之撮影

 17日で発生25年となる阪神大震災からの再生を願い、兵庫県宝塚市の武庫川中州に「生(せい)」の字をかたどって作られた石積みのオブジェが16日夕、ライトアップされた。地震発生時刻の12時間前にあたる午後5時46分には集まった人たちが黙とうし、犠牲者を悼んだ。

 オブジェは縦20メートル、横10メートル。同市の現代美術家、大野良平さん(60)が「街と人の心の再生」をテーマに2005年から手がける。増水で流される度に積み直し、現在のものは10代目。同市の犠牲者数と同じ118本の懐中電灯で照らされ、文字が浮かび上がった。

 子供3人と初めて訪れた同市の主婦、江畑奈美子さん(40)は「震災で宝塚に住んでいた夫の母が亡くなった。子供たちと祈り、震災のことを伝えていきたい」と話した。【近藤諭】

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