江戸の世に現れ海に消えた妖怪「アマビエ」に注目 疫病退散の御利益?

江戸の世に現れ海に消えた妖怪「アマビエ」に注目 疫病退散の御利益?

アマビエに新型コロナウイルスの収束を願いイラストを完成させた平井陽彩さん=青森市安方の県観光物産館アスパムで2020年3月21日、江沢雄志撮影

 新型コロナウイルス感染拡大が懸念される中、疫病退散の御利益があるとされる妖怪「アマビエ」が注目を集めている。江戸時代の瓦版に登場する妖怪で「疫病が流行したら私の姿を描いた絵を人に見せなさい」と言って海に消えたと伝わる。

 青森市安方の県観光物産館アスパムでは19日から来館者が描いたアマビエの絵を展示するコーナーを設置し、弘前市の障害者支援施設「つがるねっと」がつくる「アマビエ」などの妖怪をドリップバッグに描いた「津軽お化け珈琲」も販売している。21日は同館でアマビエの缶バッジを作るワークショップも開かれ、家族連れなどでにぎわった。

 弘前市から家族で訪れた小学6年の平井陽彩さん(12)は「新型コロナの影響で卒業式も縮小し、同級生との大切な時間もなくなった。早くおさまってほしいという願いを込めてアマビエの絵に色を塗った」と語った。

 イベントを企画した県観光連盟の中山ひと美さん(40)は「イベントの自粛などが相次ぎ気持ちがふさぎこんでいる中で、少しでも明るい気持ちになるきっかけが作れたらうれしい」と話す。ワークショップは22日も午前10時から午後5時まで開かれる。【江沢雄志】

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