求む就職氷河期世代 徳島・吉野川市が職員採用へ 34〜45歳対象

 徳島県吉野川市は、バブル崩壊後に就職難を経験した「就職氷河期世代」を対象にした採用試験を実施する。2020年度秋以降の採用を予定しており、募集は3種で数人程度。自治体による氷河期世代の採用は兵庫県宝塚市などが始め、総務省が1月に積極採用を要請して各地に広がりつつあるが、徳島県内では初めて。近く詳細な募集要項を吉野川市ホームページに掲載する。

 対象は、1974年4月2日〜86年4月1日に生まれた34〜45歳(4月1日時点)。上級行政、上級建築、保育教諭の3種で募集する。5月下旬に筆記の1次試験、6〜7月に面接などの2次試験を実施する。吉野川市での居住歴は問わない。

 市職員への受験者数は近年減少傾向にあり、市は採用増に向けて模索を続けている。上級行政の募集は、2013年度に109人の応募があったが、14年度には80人と、04年の市発足以来初めて100人を割り込んだ。その後も回復傾向は見られず、市は18年度から専門知識を必要としない筆記試験の導入や試験前倒しなどを導入し、改善を図ってきた。

 市総務課の担当者は今回の採用方針について「就職氷河期世代の背中を押すだけでなく、市としてもより幅広い方に受験してもらえるというメリットがある」と話す。

 詳細は近く発表し、申し込みは郵送か持参で受け付ける予定。問い合わせは市総務課(0883・22・2231)。【松山文音】

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