長岡市で30代会社員らの感染確認 新潟県内計27人に 新型コロナ

 新潟県と新潟市は21日、長岡市の会社員の30代男性と、中央区の無職の70代男性が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。長岡市で感染者が出るのは初めて。県内の感染者は計27人となった。

 県によると30代男性は、15日に39度台の発熱があり、同じ県内の医療機関を2度受診。20日にPCR検査(遺伝子検査)して感染が判明した。38度台の熱が続いており、長岡赤十字病院に入院した。

 男性はこれまでの感染者の濃厚接触者ではなく、行動歴は調査中。発症前後に不特定多数の人が利用する施設を利用したという情報は現在ないという。

 新潟市は、今回感染が判明した70代男性と同居の息子と妻が、すでに感染が判明している患者と発表した。男性は3人暮らしで、現在は熱は36度台まで下がっており、容体は安定している。

 市保健所は、家族が相次いで感染が判明したため、家族の入院後に男性に計6回電話した。一方で、男性に症状がなかったため市は当初、PCR検査を優先的に受けさせず健康確認にとどめ、PCR検査を勧めたのは16日になってからだった。この日は電話はつながらず、さらに2回電話したところ男性は「検査を受けに行く」と答え、体調の悪化はみられなかったという。

 しかし男性が保健所に訪れなかったため、19日に保健所職員が自宅を訪問したところ、自ら動けないほど衰弱した状態で見つかった。男性は新潟市民病院に救急搬送され、PCR検査で感染が発覚した。肺炎の症状があるという。市保健衛生部の野島晶子部長は、家族が入院して独居になった高齢者などを「さらにフォローできる態勢を検討したい」と話した。

 県は第4回の対策本部会議を開き、国の新型コロナウイルス感染症対策会議の見解などを話し合った。花角英世知事は会議後「県内はまだ、(国の示した)感染状況が一定程度に収まっている地域とみている。引き続き、個人レベルでできる感染予防をしてほしい」と述べた。【露木陽介】

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