注目の未承認薬、レムデシビルの新型コロナへの治験開始 国立国際医療研究センター

 国立国際医療研究センターは23日、新型コロナウイルス感染症の治療に向け、米ギリアド・サイエンシズが製造する未承認薬「レムデシビル」の国際共同治験を始めると発表した。日米などで計約440人の患者参加を目指す。

 レムデシビルは、エボラ出血熱の治療薬として開発されたが、実際の投与では高い効果が見られず、認可・承認している国はない。だが実験で新型コロナウイルスの増殖を防ぐ作用があることが分かり、注目されている。

 治験は日米と韓国、シンガポールとの共同で、3月中にも肺炎症状や呼吸状態の悪化がある20歳以上の感染者への投与が始まる。偽薬(プラセボ)と効果を比較できる仕組みにし、100人分のデータが集まった時点で有効性を評価する。

 記者会見した同センターの大曲貴夫医師は「重症患者を一人でも助けるため、標準的な治療法を確立することが重要」と話した。【小川祐希、御園生枝里】

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