首相「申し訳ない」 森友問題で自殺した財務局職員の妻に 要求された再調査は否定

首相「申し訳ない」 森友問題で自殺した財務局職員の妻に 要求された再調査は否定

参院予算委員会で近畿財務局職員が自殺した森友学園に関する財務省文書改ざん問題について答弁する安倍晋三首相=国会内で2020年3月23日午前11時16分、川田雅浩撮影

 安倍晋三首相は24日の参院財政金融委員会で、森友学園に関する財務省文書改ざん問題で近畿財務局職員が自殺したのは「総理大臣として大変申し訳ない思いだ」と述べた。職員の妻に対するコメントを求めた大塚耕平氏(国民民主党)への答弁。

 大塚氏が「(自殺した職員の)奥様に一言おっしゃっていただきたい」と求めると、首相は「大変、痛ましい出来事であったと思う。奥様にとっても愛する方が自ら命を絶たれた。本当に大変な思いをされたんだろうなと改めてお見舞い、お悔やみを申し上げたい」と述べた。

 森友問題では改ざん作業を強いられたと訴える職員の遺書や手記が公表されたが、首相や麻生太郎副総理兼財務相は問題の再調査を否定している。職員の妻は23日、「夫の遺志がないがしろにされていることが許せない。何を言われても何度も再調査の実施を訴えたい」とのコメントを出した。

 首相は財政金融委で「我々の答弁について、さまざまなお気持ちを持っておられるだろうと思う。お気持ちを察するところだ」と語った。【野原大輔】

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