宿泊予約最大9割減 航空輸送4〜6割減 新型コロナ3、4月の影響 国交省

宿泊予約最大9割減 航空輸送4〜6割減 新型コロナ3、4月の影響 国交省

新型コロナウイルス感染拡大の影響で減便や運休が相次ぐなどして、閑散とした羽田空港の国際線出発ロビー=羽田空港第3ターミナルで2020年3月15日、小川昌宏撮影

 赤羽一嘉国土交通相は24日の閣議後記者会見で、新型コロナウイルスの影響によって宿泊業の3、4月の予約が施設によっては最大90%減少する見込みだと明らかにした。所管する宿泊や観光、運輸業界で業績悪化が進む現状について「深刻な状況が続いている」と述べたうえで、資金繰りや雇用維持のための支援など各業界から寄せられている要望に対応する考えを示した。

 国交省は3月上旬から17日にかけて、各業界や事業者へのアンケートや聞き取りで影響を調査。宿泊業はホテルや旅館計97施設が回答し、3、4月の予約状況はそれぞれ前年同月比で30〜90%減少すると回答した。2月は10〜50%の減少で、状況は悪化している。

 航空の3月の輸送人員は国際線が60%減、国内線が45%減。4月は国際線が46%減、国内線が45%減だが、世界的な感染拡大で航空各社の減便や運休が相次いでいる。

 旅行業は、中小事業者で予約者数が3月は74%減、4月は68%減と落ち込んでいる。貸し切りバスの3月の運送収入は79%減で、16日現在のキャンセル数は1万9259件だった。23日夜に政府が開いた集中ヒアリングでは、各業界団体の代表らが支援を求めた。赤羽国交相は「状況の落ち着きを見極めて反転攻勢に向けた効果的な施策が講じられるよう万全を期したい」と話した。【石田宗久】

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