「好きな人と家族になる権利を僕らに」熊本の男性カップル、同性婚求め国提訴

「好きな人と家族になる権利を僕らに」熊本の男性カップル、同性婚求め国提訴

提訴後に記者会見するこうぞうさん(左)とゆうたさん=福岡市中央区の福岡県弁護士会館で2020年3月25日午前10時23分、宗岡敬介撮影

 同性婚が認められないのは憲法が保障する法の下の平等や婚姻の自由に反するとして、熊本市在住の男性カップルが25日、国に計200万円の損害賠償を求める訴訟を福岡地裁に起こした。弁護団は同日、福岡地裁で先行する福岡市在住の男性カップルの同種訴訟と併合審理を求める上申書を提出した。

 訴えたのはいずれも会社員のこうぞうさん(37)とゆうたさん(36)=フルネームと漢字表記は非公表。2人は2002年9月に交際を開始し、現在は熊本市で同居している。今年3月4日に市に婚姻届を提出したが「男性同士を当事者とする本件届は不適法」と受理されなかった。

 2人は熊本市が19年に導入した性的少数者(LGBTなど)の存在を公的に認める「パートナーシップ宣誓制度」に基づき宣誓している。だが、どちらかが亡くなった際に法定相続人になるなど婚姻関係によって生じる法的権利などは得られないままだ。

 2人は提訴後に記者会見し、こうぞうさんは「同性婚という選択肢をつくってもらい、好きな人と家族になる権利や希望を僕らにもください」と訴えた。【宗岡敬介】

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