大阪市「公道」聖火リレーの中止決定 府実行委が組織委に申し入れ

大阪市「公道」聖火リレーの中止決定 府実行委が組織委に申し入れ

聖火リレーのランナーに対する救済策について言及する吉村洋文・大阪府知事=大阪府庁で2021年4月5日、山田尚弘撮影

 大阪府の吉村洋文知事が大阪市内での東京オリンピックの聖火リレーを中止する考えを示したことについて、府聖火リレー実行委員会は5日、同市内での「公道」を使ったリレーの中止を決定し、大会組織委員会に申し入れた。組織委が近く最終判断をするが、府実行委の決定を尊重する見通し。府実行委は、ランナーへの救済策を講じることも求めた。

 府実行委の会長を務める吉村知事は申し入れに先立ち、報道陣に「準備をして楽しみにしてきたランナーの気持ちを考えると、密にならない形でできないか考えている」と救済策を検討していることを明らかにした。

 新型コロナウイルスの感染再拡大に伴い、大阪市内は5日から1カ月間、「まん延防止等重点措置」の適用地域になった。吉村知事は、不要不急の外出自粛が求められる場合に公道でのリレーを中止する、という組織委の基準に該当すると判断し、大阪市内でのリレーを中止すべきだ、との考えを示していた。

 同市内での聖火リレーは14日実施の予定で、大阪城周辺を巡るルートなど計3区間の計画。【矢追健介、鶴見泰寿】

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